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「なむ」は平成2年から毎月発行している福住寺の寺報です。
月報「なむ」
2024年5月
仏前結婚式
仏法を大切に生きていく上で、お手本となる親鸞聖人は、恵信尼公と結婚されました。当時、僧侶が結婚することに批判が多かったようですが、お師匠様である法然聖人の後押しもあって、結婚に踏み切ったと伝えられています。
お二人の人生において、念仏の停止により流罪になるなど、波乱の人生を送った親鸞聖人と恵信尼公は、遠く離れて暮らす年月が長くありました。それでも、お互いを敬い、共に支え合い、お念仏を喜び生き抜かれたのです。
生まれたところも、育った環境も全く違う二人が不思議な縁で結ばれ、人生の門出を飾り、夫婦の契りを仏さまの前で誓う儀式が「仏前結婚式」でございます。
仏教徒として、その感激を忘れることなく、報恩感謝の生活を築く第一歩として「仏前結婚式」をお勧め致します。ご希望に応じ、雅楽演奏が響く厳粛な雰囲気の中「誓いの言葉」・「念珠の交換」・「祝杯」などが行われます。
7月には、当寺副住職の結婚式が予定されております。それに先立ち、6月9日午後3時より、雅楽鑑賞会にて皆様と共に、二人の結婚をお祝いしたいと存じます。
結婚式や祝賀会などの会場には人数の制限があります。従って、参列や出席の希望が叶わない方にも、是非、雅楽鑑賞会にお越しいただき、皆様でお祝い致しましょう。
May 2024 Issue