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「なむ」は平成2年から毎月発行している福住寺の寺報です。
月報「なむ」
2022年9月
入仏法要
入仏法要とは、新しくお仏壇を設置し、その中に「南無阿弥陀仏」の絵像もしくは仏像、お名号をお迎えした時に勤められる法要です。
「いつお仏壇を用意したらいいのでしょうか。いい時期とかありますか?」などと尋ねられることがあります。「できるかぎり早く安置する」と応えるのがふさわしいと言えるでしょう。
いのちの問題は待ったなしです。今すぐにでもお仏壇を求め、いのちのゆくえを聞き、死していくことに意味を与えて下さる、安心できる場所を急いで確保することが先決なのです。
浄土真宗は死んでからの教えではありません。仏さまが、今を生きる私たちを助け、生きていく力や勇気を与えて下さるのです。
お仏壇のないご家庭も数多いと言えるのではないでしょうか。どの家庭にもお仏壇をご安置し、ご先祖様や先立たれた方々を偲びながら、読経や法話を大切にしたいものです。
みんなでお参りし、祖父母の老いていく姿などから、学校では教えてくれない、大切ないのちの学びをいただくことができるのです。
「大いなるはたらきに包まれているからこそ、仏さまに成ることの定まった仲間に入る」と顕かにされた親鸞聖人。聖人のご遺徳を偲んでの報恩講法要。秋季彼岸会には、新納骨堂、安穏堂の入仏法要も予定されております。
September 2022 Issue