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「なむ」は平成2年から毎月発行している福住寺の寺報です。
月報「なむ」
2022年1月
謹んで新春のお慶びを申し上げます
新型コロナウイルス感染症の影響で、私たちの日常が大きく変化して二年がたとうとしています。ここ最近ではワクチン接種の効果もあり全国的に落ち着きを取り戻しつつあるように思います。コロナ渦による試行錯誤の生活が続く中で、改めて我が身のすがたを見つめなおさせていただくことの大切さ、変わらない日常の有難さを感じます。
「他人の悪いところはよく目につくが、自分の悪いところには気づかないものである」と、蓮如上人はおっしゃっています。他人のことを指摘することはそれほど難しいことではありません。しかし、自己中心的な考え方にとらわれている私が、自分の悪い点をみつけて改善することは非常に難しいことです。仏法という真実の鏡は、私の心のままのすがたを映し出してくださいます。仏法の鏡を通し、改めて我が身のすがたを見つめながら、仏法を道しるべとして、何に気をつけ、何をさせていただくことができるのか、コロナ渦の中だからこそ一人一人が共に考えさせていただき、支え合いながら生きることが大切なのではないでしょうか。(本願寺HPより)
January 2022 Issue