福住寺

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福住寺って?

あゆみ

福住寺の前身は明治26年3月25日、札幌郡豊平村字月寒に布教の拠点として明治26年設置された本願寺札幌別院の出張所です。

僅か間口三間、奥行き五間の仮説教所がてられ、香川県福住寺の住職長尾諦順師は、57才の時、住職を長男に譲り、当時のフロンティアであった新天地北海道での布教に燃え、住民の心の支えになろうと、来道し福住寺の開基住職になられました。

着任された師は多くの人々と語らい、住民の心の拠り所として一寺を建立する事を決断し、本山より木仏本尊と寺号をいただき、私財と信者の喜捨金を基として明治35年6月10日光明山福住寺を創建しました。

爾来法灯は、6代住職釋光洋まで相続され現在に至っています。

平成7年、福住寺開教百年慶讃法要を本願寺第二十三代勝如上人をお迎えして御親修法要を厳勤しました。

Introduction of "Fukujuji" and its History

The predecessor of the present Fukujuji was the preaching station of the Hongwanji Branch Temple of Sapporo, which was established in Tsukisamu village (present address:1-1-3-1 Fukuzumi Toyohira-ku Sapporo 062-0041) during Meiji 26(1893).

It was a small lecture room of 60 square meters (6m x 10m).
The Hongwanji (Head temple and Headquarters of Jodo Shinshu Hongwanji Denomination) sent their priests to work at the station until Meiji 35 (1902) when the Reverend "Nagao Taijyun" settled in Tsukisamu village.

Although the Rev. Nagao was the Head Minister of Shikoku "Fukujuji" at the age of 57, he had a passion to propagate Buddhism to Hokkaido, which was the new frontier 100 years ago, and support the immigrants of the new land. He gave his post to his eldest son and left for Hokkaido.

Once he arrived in Hokkaido in his new post and after discussing with his followers, he decided to build a temple to give support to the immigrants there. After receiving the wooden carved image of Amida Buddha and the temple's name from the Hongwanji, and given approval from the Hokkaido Government Office, the Rev. Nagao established Fukujuji on June 10, Meiji 35(1902).

Since then, the Rev. Nagao's family line has succeeded the Head Minister's post.
The present Head Minister, the Rev. Nagao Koyo is the 6th generation.

周辺について

概要

札幌から室蘭まで続く国道36号線は、旭川から札幌市内に入る12号、函館、小樽と結ぶ5号線とならぶ重要な幹線です。
その36号線を札幌市内より車で20分程走ると、冬でもないのにいつも銀色に輝き、周りの景色を吸い込むようにドームが見えてきます。
2002年にサッカーワードカップの開催された、札幌ホワイトドーム「ひろば」です。
福住寺はこのドームの手前600メートルの国道沿いに位置しています。

この国道を右折して2キロばかり行くと札幌の観光名所「羊ヶ丘展望台」があります。
180万都市札幌を一望することができ、晴れた日には遠く暑寒別の山々まで望むことができる札幌市の有数な観光名所です。
都会の真ん中に羊が放牧される牧歌的風景は何ともいえません。最近、クラーク像が建立されて「ボーイスビーアンビシャス」(青年よ大志を抱け)と左手を腰に右手を遠く市内を指さすポーズは格好の記念写真の被写体となっています。

また、もう一つ見逃せないのは、お寺を左折して500メートル歩いたところの八紘学院があります。故栗林氏が日高をはじめ道内の山々から集めた石庭は一見に値します。
夏には色とりどりの花菖蒲が咲きほころび、ジンギスカン鍋の発祥の地でもあります。
又、樹齢2千5百年と推定される「いちい」(おんこ)の樹もすばらしい。
2500年前といえば釈尊の生誕の頃。
仏教の教えが、インドの釈尊に始まり、遠く日本の地に伝承され、釈尊と同じ空気を吸っている樹木の生命の不思議に感動します。

光明山 福住寺

札幌市豊平区福住1条1丁目3番1号
TEL:011-851-8654